第14話
三日目;午後 華鈴
最近、芹澤先輩の様子がおかしい。
表情を変えなくなった。
元々、そんな感じだったし、分からない人は分からないと思う。
でも私、なんとなく違和感がある。
芹澤先輩はもっと笑った。
特に、葉桜先輩といるときは、楽しそうだったのに、、、
なぜ、それを、、、
初音はそういって少し大袈裟にため息をついた。
初音が喋ろうとしたら、どこからか初音を呼ぶ声がした。
声がしたほうを見ると、初音の砂原楽が立っていた。
はぁ、、、
いいな~、初音は、、、
初音は高校に入って初めて出来た友達だった。
いつも一緒だったし、彼氏がいることもずっと知ってる。
でも、、、芹澤先輩が好きになってから、少しだけ初音が羨ましかった。
小五の時から彼氏いんだよ、いい加減別れていてもおかしくないのに、、、
すごいなぁ~。
初音が行ってから私は、教室をでた。
あ、今絶対、何の部活はいってるの?って思った人いたよね。
私は、美術部に入ってまーす!
絵は得意なんだよ、私。
どうでも、、、いいか。笑
前を通り過ぎた人もしかして、、、
と、もう一人誰?
初めてみる。
転校生?
あ、私が忘れてるんじゃないよ?
記憶力は多分人一倍いいんだから!
彼もなんか他の人と違うような感じするな~。
また、面白そうな人にあったな~。