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あなたさんside

今日はついに■■会社へのプレゼンの日。

これが成功すれば、うちの会社と■■会社との統合が決まって、少しは楽になる（はず。）

私たちにかかってるんだ。


…実際に言えば、心配なところもある。

でも昨日まで、何時間も何日も何週間も準備してきた。

だから、それを、その成果を今日は伝える日。

今日まで私と坂田さんが頑張って来たことを証明する日。

坂田さんだって、

兼本くんだって、

部長だって、

みんないる。

そうだ、きっと大丈夫。

｡.｡:+* ﾟ ゜ﾟ *+:｡.｡:+* ﾟ ゜ﾟ *+:｡.｡.｡:+* ﾟ ゜ﾟ *+:｡.｡:+* 

すみません、プレゼンの内容が思い浮かばなかったので飛ばさせてください。←

そう言って社長さんは私たちが一生懸命に考えたプレゼンの感想を言い始めた。

褒めてくれた点もあった。

しかし、随分とストイックなようで。

長々と言われて悔しい。
しかし、言っていることは全て筋道が通っている。

坂田さんは悔しそうに俯いていた。

プレゼンの最後の最後。

1番後に考えたもの。

言いぶりからは、欠陥があると言っているわけではなさそうだが、何が聞きたいのだろうか。

何だか意地悪で言ってきているような気がしてきた。

正直、この人嫌い←

傍から見ていたうちの会社の人も、黙りこくっている。

耐えられなかった。

重い空気。

完全に向こうのペース。

戦ってる訳じゃないけど。

頑張ってきたのを否定されるような感じ。

















そんなの絶対に嫌だ。

しばらく沈黙が流れて、向こうの会社の社長さんが口を開いた。

ぱちぱち。

まばらだったが、どこからか拍手が聞こえ、やがて大きな拍手になる。

みんな、晴れ晴れとした表情だった。




私たちの挑戦は成功で幕を閉じた。

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