第16話

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2021/10/14 04:02
マイキー「あ!じいちゃん!」
じいちゃん「万次郎の彼女さんかな?」
『え?あ、はい!彼女じゃないですけど!』
じいちゃん「万次郎を頼んでもいいかのぉ?」
『あ!任せてください!』
じいちゃん「いい子じゃのお…守ってあげなさい万次郎」
マイキー「え、うん。彼女じゃないけど」
じいちゃん「今日はオムライスか」
エマ「うん!あなたちゃんが作ったんだよ!」
じいちゃん「料理上手なんじゃな!」
エマ「そーなんだよ!あなたちゃん完璧なのにね!」
『んーん、完璧じゃないよ!』
『完璧な人間なんかこの世にはいないんだよ。マイキー君みたいにどれだけ強くても、心は弱い』
『エマちゃんみたいにどれだけ心が強くても、力は弱い』
『力が強いひとは心をズタズタにされれば堕ちるし、心が強いひとは体をボロボロにされれば死んじゃう』
『それが人間。それが生き物』
じいちゃん「いいことを言うのぉ!」
エマ「そっかぁー…確かにどれだけ強い人でも家族が殺されたら弱くなっちゃうもんね…」
マイキー「…」
『でしょ?』
『…あ!』
マイキー「どうした?」
『部屋ってどこ使うんすか?』
じいちゃん「空き部屋はもうないしなぁ…」
マイキー「俺の部屋でいっか」
『え?』
マイキー「ちょーど抱き枕欲しかったんだよなー!」
『あ、抱き枕なんスね』
マイキー「俺と一緒にいてくれればケンちんが起こしに来なくてもあなたが起こしてくれるし、髪のセットもやってくれるでしょ?」
マイキー「で、あなたは俺と一緒に寝れるし俺の髪のセットもできる」
マイキー「一石二鳥だろ?」
『うん。そだねー。すっごく嬉しい(棒)』
マイキー「はい決まり!ご馳走様ー!」
マイキー「あなたは俺の部屋行くぞー」
『え、あ、はい!』
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