可笑しい、可笑しいわよ!
何か何が違う、どうして……
私は木陰で休んでいたのに、頭を抱える羽目になってしまった、だって、だって、可笑しい!何回も小説を読んで、遊戯までやり込んだ私からしたらあのシーンは確定で恥をかくシーンなのよ!!
ちょっとだけスッキリした記憶あるもの!
__私が殺されて仕舞うわ……__
外伝小説【いばら姫】
ニコライ・ゴーゴリはフョードル・ドストエフスキーとの交流関係を持っていたが、ゴーゴリ家はそもそも隣国の皇太子が態と潜入し、フョードルの息の根を止めることを今か今かと探っていた。
詰まり、ニコライ・ゴーゴリは隣国の皇太子となる
フョードルがこのことを見抜いていたかは、分からないけれど。
ニコライ分岐に入れば確実に国家は崩壊、滅亡の一途を辿る、アメリアはゴーゴリ家の皇太子妃に成るしフョードルは戦争の責任を果たす為にギロチン刑に処されるはずだが、アイリスに全てを押し付けてアイリスを殺す
フョードルはその後細々とだが悠々自適な暮らしで生涯を終える
アイリスには惨い、最期だ。
今、私が転生したこの世界は小説を元にしたゲームであり、ちゃんとしたルート分岐があるのだ、しかも元となった小説にもルート分岐があったことも驚きだ。きっとそれぞれのルートを用意して本を何冊も出版したんだろうな
確か、ゲーム名は、
【アメリア・ヤーン・テイラーは悪女との対立に勝利し、華の皇太子妃生活を目指します!】
ゲーム名からお察しだとは思うけど、これがストーリー構成もリアルで登場人物たちの心情描写が細かくて妙にやり込める不思議さのあるゲーム
元の小説は
【Hellfire of Evil】
直訳で悪の業火、正直云ってこれをどうやったらあんなお察しみたいな名前をつけることが出来るのだろうか?むしろ、原作はそんなにも悲惨なのだろうか?
私は原作を一度も読んだことがなかったから分からない、ただ外伝小説のいばら姫しか読んだことは無かった
もう、フョードルじゃあなくても私は幸せを手に入れられれば其れで構わない
ニコライでも幸せは手に入れられる
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!