手紙を送った後日に直ぐ返信があった。
是非、引き受けさせてほしいと。
私は心の中で大いにガッツポーズをした。
嬉しい、嬉しい。これで更に私の事業がスムーズに進む。
どうしよう…普通に嫌だ。会いたくないし、抑嫌いな人を態々呼び出すのも可笑しい。
絶ッ対罠がある。何かしらの裏がある。
そっちがその気なら受けて立とうじゃないの。
と、意気込んだのは良いけれど。特に嫌味を言われる訳でも無く普通にお茶菓子を目の前にアメリアはニコニコしている。
なんか、それもそれで怖い
信用されなくてもいいですけどね!?別に、あなたからの信用はドストエフスキー並に要らないし!!送料無料でも要らないから!!返品しますから!!
いや、逃げたいけど、疑惑かけられて更にそれが噂になるのも腹立つし、何より勝ち誇った顔してんのも腹立つ!!
席を外すといってから既に30分近く経っている。
彼女は本気で疑惑を晴らす気は有るの?
フェージャに文通しているのは私は知ってる。
前のルートはそうだったもの。
早く切り離さないといけない。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!