私と皇太子の婚約破棄は直ぐさま国中に噂され、私のパートナーを狙い新たな恋文が大量に来る。
キズモノの公爵令嬢によくもまあ来るものだ。
ルンルン気分で街へ出かける為の準備をする、今日はお忍びだけれど、何時もお世話になってるメイドに何かプレゼントしようと思って…
次いでに、私も買えたらいいなって…まあ、それがほぼ目当てなものだけど。
街は賑やかで、沢山の商人や人々が行き交っている
宝石屋を探していたら、とある看板が目に付いた。
アイスクレープとは何なのだろうか、とっても涼しそうで、美味しそう!!
気になる…折角街に来たのだもの…
店内は木造で小洒落た雰囲気で統一された家具や小物があった。
若い客特に女性が多い、アイスクレープを頼むと、トッピングが出来るらしく、苺と猪口にクレープ生地を米粉に変更してもらうように頼むと、何故か、店員の顔つきが変わった。
何か不味いことをしてしまったのだろうか。
すると、合言葉を求められた。
なんだそれ、原作に合言葉なんか出てきたシーンなんて一度も…いや、あったな。
アメリアが、此処に訪ねてきたことがある!!
確か、
ウクライナ語なんて話したこと1度もないけど…これでいいのよね…?
すると先程の顔から優しい顔否、商売顔になり、奥へ案内された。
私のクレープは??
階段を昇るうちに思い出したが、そう云えば此処は表ではクレープ屋を裏では組合と云う名の情報屋だったことを。
そして、此処を運営しているのは、私が今1番合わなければならない人___
___ニコライ、フョードルの事殺すんでしょ?___
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!