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第3話

生命。
しばらく病室に沈黙が流れた。
私
…え?
彼はまだ真剣な顔で私を見ている。
私
いや…そんな漫画みたいな話…
春日椰琴
春日椰琴
…信じてくれない?
でも、落ちる直前に聞こえた声は彼とそっくりだった。
私
う…うん。
わかった。信じるよ!
私の言葉に、彼は嬉しそうに笑った。
春日椰琴
春日椰琴
ありがと。
でもな、俺は死ぬレベルの傷をおわないと、傷は治らないんだ。
私
じゃあ、昨日は死ぬレベルだったってこと…だよね
私は死にたかったはずなのにその事を考えると背筋がゾクゾクした。
私
なんで、そんな体になったの?
春日椰琴
春日椰琴
俺の先祖は代々ある妖精と契約をしているんだ。
私
妖…精?
春日椰琴
春日椰琴
うん。信じられないかもしれないけど。
ある時、俺の先祖の国で戦争が起こった。
俺の先祖もその戦争に駆り出されたのだが、妻も子供も裕福と言える暮らしではない。先祖が死んでしまうともう生活が出来なくなるだろう。そう思った先祖は、妻たちのため、妖精と契約を交わすことにした。
そして、その妖精は俺たちを事故などで死なせないという変わりに俺たちが精神を大きく変化させることで妖精はそいつの精神の変化の穴を開き、取りつくんだ。
取りつかれた体はもう一生戻らない。