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第4話

病院。
店員
ありがとうございましたー
コンビニから出てきたが、その足取りは重い。
夕方の風が私の顔に吹き付ける。
私
ふぅ。どうしよう…
あの後私は直ぐに退院した。
しかし、椰琴は病院でこれからもずっと検査を受けるため、入院している。
今までもずっと入院していたらしい。
私が落ちた時に外にいたのは、看護婦さんと外を散歩していたからだと教えてくれた。
私
しんどくないのに、入院しないといけないなんて…
いつ死ぬかわからない人だし、事故じゃ死なないっていうのは、研究では大きな発見になるのだろーけど。
椰琴が可哀想だ。
だから、私はずっと椰琴の部屋に退院してからも遊びに行っている。
少しでも椰琴の気を紛らわせられたら…と思って。
椰琴の部屋に入ると
生暖かい風が窓から吹いてきた。
白い椰琴の肌がオレンジ色の太陽に当たっていて、とても綺麗だ。
春日椰琴
春日椰琴
あ、今日も来てくれたんだ。
私
うん。お邪魔するね。
読んでいた本をとじ、椰琴は私を見つめてくれる。ここ最近、椰琴を見ると胸がドキドキして、ちょっと怖い。
春日椰琴
春日椰琴
ありがとう。
お茶でも出すよ。
そう言って彼は冷蔵庫からお茶を取り出して私にコップを渡してくれた。
私
ありがと。
これ、今日の差し入れ。
クッキー買ってきたから一緒に食べよ!
春日椰琴
春日椰琴
うん!
私が笑うと、彼も笑ってくれる。
椰琴は優しい。私たちはベッドに腰掛けて話し出した。







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あっという間に時間はすぎた。
私
〜ってなって、みんなもう大爆笑!私も笑いすぎてお腹が痛くなっちゃってー!
椰琴はくすくす笑う。
春日椰琴
春日椰琴
そんなことがあったんだ。
楽しそうだね、華澄の学校!
私
ふふ。
椰琴も…
あ。椰琴に話すのは、自慢してるんじゃ…
私
あ…ごめんね。なんか。自慢みたいで…
春日椰琴
春日椰琴
ん?別に俺はそんなの思ってないけど。
華澄の話は楽しいよ。
不思議そうに椰琴は笑ってくれる。
私は彼といて、居心地がいいんだなとこういう所で思うんだなって、思う。
私
ありがとう。
あ、もうこんな時間!帰らなきゃ!
春日椰琴
春日椰琴
あ…
うん!そうだね!
私は焦って、思わず椰琴の足と足がから持って転けてしまった。
グイッ
私
え!?
床に転びそうな私の腕をを椰琴が引く。
なので私は椰琴にぶつかり、椰琴をそのままベッドに押し倒してしまった。















ボフッ
 












椰琴の胸に顔が当たり、慌てて起き上がる。
その時、椰琴と目が合った。















やばい。もしかしたら私が椰琴を押し倒したので引いているかも…
私
あ…あのね!?
誤解…
真っ赤になってそう言いかけた時。
ぎゅ。


















椰琴が私を抱きしめた。
私
ほっほへっ!?
あまりの展開で、焦る。


















そうすると、椰琴は私の頭をゆっくり撫でて、耳元で囁いた。
春日椰琴
春日椰琴
(ごめん、ちょっと静かにして。)
訳が分からない私は、言われたとおにり黙る。







すると、椰琴は私を抱きしめたまま布団を被った。
私
!?!?!?
ビックリして声が出そうだ。
少しして扉から若い看護婦さんの声が聞こえた。
看護婦
あのー?椰琴くん。
入るねー。
春日椰琴
春日椰琴
はい。
耳元で彼の声が聞こえるので、ビクッとする。
看護婦
大丈夫?晩御飯持ってきたけど…
春日椰琴
春日椰琴
あ、ありがとうございます。
すみませんちょっと具合が悪くて寝ています…
彼の息が耳にかかる。
心臓が破裂しそうだ。
看護婦
大丈夫なの?辛くなったら言ってね。じゃあ、ここにご飯置いておくから。落ち着いたら食べてね。
春日椰琴
春日椰琴
はーい、ありがとうございます
その声を聞いて、看護婦さんは帰っていった。
私
ぶっはあ!!!
布団を持ち上げ、大きく息を吸う。
春日椰琴
春日椰琴
ごめん!本当に!
彼はすまなさそうな顔をしながら私をを見る。
う…可愛すぎる。
私
ぜ、全然大丈夫!!
じゃ、じゃあ帰るね!!
春日椰琴
春日椰琴
あ、うん!またね!ありがとう。
ドタバタしながら部屋をでていく。





はー心臓に悪いよっ!!
でも、1つ気づいた。




















私、彼が好きだ。
その時だった。
ある部屋から医者の声が聞こえたのは。
看護婦
あの…彼ちょっと具合が悪いらしいです。
医者
そうなのか?まぁ、風邪なら死にはしないから一安心だが。
椰琴の話だと気づき、耳を傾ける。
医者
気をつけてくれよ。研究結果で最も高かった死亡理由が、彼が誰かに恋をすることだからな。
え。