第20話

メイド服
1,412
2021/10/16 01:35





































『 美味しくなーれっ 、萌え萌えキュンっ! 』





































なんで私が今こんなことしてるかと言うと ……
































尾崎「 うーん 、もっと高い声で可愛く! 」












『 … はぁ 。 』





















そう 、彼 、尾崎匠海に特訓させられてるんだ




























『 もうなんでも良くない〜?? 』












尾崎「 良くない!!あなたは俺が特訓する! 」












『 余計なお世話なんですけど〜 …… 』












尾崎「 はいもう1回!! 」
























『 美味しくなぁれ 、萌え萌えキュンっ♥ 』


























尾崎「 大優勝 !!!!!! それ!!! 」












『 うるさ 、声でか 。さっきと変わんないじゃん! 』












尾崎「 今の覚えといて !! それ大事 !! 」












『 リハ始まるからもう行くね 、 』












尾崎「 そっか〜 、その前に着替えたら? 」












『 あ〜 …… 忘れてた … 変態尾崎と変態会長のメイド服ミニスカ事件ね 。 』












会長「 変態じゃないです〜 。もうみんな着替え終わってるから早く更衣室行ってください 。 」


























そう 、今日は文化祭リハーサルなのだ 。












文化祭リハーサルとは 、


各クラス 、校舎内を回って宣伝する人と 、


教室で廊下を見ながら待機する人に別れる 。


ちなみに私は宣伝役 。しかもメイド服で 。



意味わかんないよね ……



それに今日初めて着るんだよ … !!































『 …… やっぱり短いやん !! 』





















鏡を見ながら更衣室で1人呟く 。(いや叫ぶ 。)


























その衣装のまま教室に入る 。
































『 …… どう … かな 、? 』



























クラスが一気に静まる 。





そんなに似合ってない !?





自分では結構お気に入りだよ !! (あれ)





なんか反応してよ !!




























尾崎「 …… やばいよ 、…… まじ 」












『 そんなに似合ってない?服変える? 』












尾崎「 いや …… そうじゃなくて …… 」












『 そうじゃないなら何よ〜 、みんなして静かになって怖すぎだから笑 』












尾崎「 …… 可愛い 、 」












『 …… え? 』












尾崎「 めっちゃ …… 可愛い 、 」












『 ………… 服が? 』












尾崎「 あなたが 。 」












『 …… え … ? 』




















クラスの冷やかす声が聞こえるけど 、























『 匠海何言ってんの〜 、もう宣伝行ってくるね笑 』












尾崎「 ちょ 、俺も着いてく!! 」












『 はあ!なんで!笑 』












尾崎「 誘拐されたら大変やん! 」












『 学校で誘拐されるわけないじゃん笑 』












尾崎「 ナンパされたら大変だから行くよ! 」












『 はぁ 、もうしょうがないな〜 。早く行くよ! 』












尾崎「 はーい!! 」



























なんだかんだ言って過保護なんだよね 。








かわいい笑








匠海の方が誘拐されそうだよね 。





プリ小説オーディオドラマ