ー次の日ー
次の日、教室へ行くと、「クロノアが中野に勝った!」という話題でいっぱいだった。
わぁ…スゴッーイ…チラッと横目でクロノアを見ると、メッチャ作り笑いをしていた。
そう言うと、みんなは席に戻っていった。
入っていたのを見ると、一枚の手紙のようだった。
ー手紙の内容ー
あぁ…俺の愛しい彼女よ…君はいったいどうしてしまったんだい?最近は他の男に付きまとってばかり居るじゃないか。流石の俺でも嫉妬してしまうよ…。君は美人でとても美しいから…他の男にとられでもしたらと思うと、俺は夜も眠れないよ…。でも、俺は知ってるよ。これは君の愛情表現なんだろ?俺を嫉妬させて、もっと気を引こうとしているんだろ?仕方ないから、乗ってあげるよ!でも、そろそろ俺も怒っちゃうからな!手紙の返事、待ってるよ♥
Tより
そう言い、クロノアに手紙を渡した。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。