第15話

#39「イラつきすぎて」
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2019/06/02 08:08
スタッフAside
もう10分は過ぎただろうか…
今の時間が長く感じる…
スタッフA
なんでこんなに遅いのよ…!
スタッフA
あの女…!!
あぁ…

なんで私はこんなにもイライラしてるんだろうか…
誰のためにこんなにイライラしてるの…?
あの女とメンバーの関係なんてどうでもいいはずなのに…

何故か気になってしょうがない…
スタッフA
やっぱり私ドギョムくんがっ…
そんな事あるわけないと、私は首を横に振り自分に言い聞かせる。


ありえない事考えるな…
ガチャッ
そのような事を考えていると、閉まっていた練習室の扉がゆっくりと開いた。
帰ってきたのかと扉の方にに目を向けると、そこにはあなたさんだけが立っていた。
もう作戦通りにすればいい……
そう思い、私はあなたさんへと近づいた。
スタッフA
あなたさ~ん!ドギョムくんたちと何話してたんですか~?
スタッフB
あ~!私も気になります~!
あなた
え…?そ、それは……
あなたさんは目を泳がせて黙り込む。
それを見てそばにいたスタッフの3人が口を開き始めた。
スタッフC
もしかして言えないことだったり~?
スタッフD
またドギョムくんたちに媚び売ってたんですか~?
あなた
そんなわけ…!
あなたさんはスタッフDの言った言葉に反応して否定をしようとしている。
嘘ついてるのバレバレに決まってるじゃない…
そろそろ作戦通りするかとスタッフの3人に目配せをして私はあなたさんの手を握って引き寄せた。
スタッフA
ちょっとこっち来てください
あなた
え…!?
あなた
な、なんですか?
スタッフA
いいこと思いついちゃったので♪
私はそう微笑んでスタッフの3人と一緒にあなたさんを連れてあの場所へ向かった。

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