3年後
〜♪
誰かから電話が来た。でも重岡は仕事をしているため出れない。実家から離れたからオカンかな。
そう考えながら、やっと仕事が終わり、家に帰って見ようとした。
ふぅー、やっと終わった。
オカン心配性やねんから、俺は大丈夫やのにw
あれ、あなた?何があったんやろ
もしもし?
重岡はあなたに折り返しの電話をした。
だが、あなたは黙っている。
あなた?どないしたん?
あ、あの、
よく聞いてみるとあなたの声は震えている。
そして、震えた声であなたはこう言った。
私、重岡さんと、別れたい、です。
えっ、あなた、
ごめんなさい。もう重岡さんとは関わりたくないです。
失礼します。
用はそれだけだったのか、あなたは早口で伝えると重岡に話させる隙を見せることなく電話を切った。
重岡は唖然としてその場に座り込んだ。
そしてまた電話が1度鳴り響いた
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!