第147話

ひゃくよんじゅうご
862
2019/01/31 12:18
あなたside





))コンコン




キッペイ「親方、入りますよー」





マホト「ん」






))ガチャ





キッペイ「あ、あなたちゃん、ここにいたん……」






血が繋がってなかったら…






キッペイ「あれ?あなたちゃーん?」







そんな夢みたいな……






マホト「こいつほっとけw」






キッペイ「あ、でももうご飯出来ますよ」






マホト「あー、あなたー?!」






『あ、え、なんやっ?』




マホト「ご飯もう出来るって」





『あ、ご飯、なるほど、』





キッペイ「じゃあ、下で待ってますね」



『うわあ!きっぺいクンいつからいた?』





キッペイ「さっきから、、」





マホト「お前、考え込んでたから」





『あ、そっか、ごめんね笑』





キッペイ「ううん、大丈夫ですよ」



そう言って下へ行ってしまった








それから5分




マホト「そろそろ行くか」





『あ、うん』



頭の中でずっとグルグル回ってる





兄妹じゃなかったら、そんな夢のようなことあるのかな。




っていうか、兄妹じゃないってどういうこと?



どっちかが捨てられたってこと?





『そういうこと、になるよね、(小声)』





エ「なんか言った?」





『、、、、へっ?』





エ「え?」





マホト「こいつさっきからずっとこんなんだから、w」






なんかすごい視線感じんなって思ってみたら




にいにときっぺいくんが凄い心配そうな顔して見てた笑





二人とも可愛いなぁー。







大丈夫って言おうとしたけど



口が動かない






喋んのは諦めてどっちかの元へ行こうとする。





どっちに行こっかな。





普段ならにいにを選ぶだろうけど



さっきの話が頭をよぎった









『きっぺいくん~』




そう言いながら縋るように抱きついた






キッペイ「わっ!笑」





何故か人恋しかった。





ぬいぐるみを抱きしめる感じで思いっきり抱きしめた






カイト「あっ、まほっちゃんの嫁に!ww」





エ「親方、怒るぞww」





そんなのお構い無しだ






『まほっちゃんのせいやもん、いいねん』





マホト「あれ、まだ引きずってんの?w」





ツ「あれって何?ww」




『ゆっちゃダメ!』





言ったらバレちゃう気がする。






キッペイ「もう離してくれません?w」





『やですね笑』





カイト「ってか、2人って敬語なんやw」





『確かに』


キッペイ「そうですねw」






エ「タメでいいじゃん」




『タメでいこかw』



キッペイ「そうしましょかw」










いきなり抱きついたり、タメになったり…

きっぺいくんとの距離近づいた気がするなーって心ん中で思いながらも、やっぱり兄妹の話がよぎって、考え込んでしまう日になった。

プリ小説オーディオドラマ