ツリメside
今日はメンバーとまぁ、いわゆるホテル街に来た。
あ、違うよ?企画のためだよ?ww
そーゆーのじゃないからねw
「みーちゃーん♡♡」
ん?
どっかで聞いた声。
呼ばれたわけじゃないのに反射的に振り返った。
ツ「え?」
そこにいたのは女の子
と一緒にホテルへ入っていく奏斗の姿だった。
リ「あ、」
リクヲも同じ方を見た。
俺らが止まったのに気づいたらしく
えいちゃんやそらも止まり
俺らの視線の先を見た。
反射的にそらの視線を遮った。
そ「え、なになに?w」
ツ「なんもないよwいこww」
笑えない。内心は怖い。なんもしてないのに怖い。
エ「みっくん。やめよ。」
ツ「え?」
エ「そらもみえてるよ…w」
ツ「あ…」
そ「ごめん、俺もうちょっと身長あるから…w」
俺の手はそらのちょうど口当たりにあった。
いやいや、そんなことよりも。
ツ「そら、奏斗と別れさせよ。」
そ「最初からそのつもり。」
なんであの時、隠したんだろう。
分からないけど、見せては行けない気がした。
知ってはいけない気がした
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。