おんりーさんたちに案内されて来たのは、冬木市にある物静かな場所にある建物。
俺とヒカックはゆっくり中に入る。
中に入ると、そこには5人いた。
ここの人たちは、とても暖かかった。
俺とヒカックは行くあてもなかったから、しばらくドズル社の皆さんにお世話になることにしたんだ。
ヒカックは、まろくんという子と直ぐに仲良くなって、一緒に遊んでた。
おんりーさんやぼんじゅうるさん、そしてドズル社長、おらふさん、MENさん、ネコおじさん…みんな優しくて、どんどん打ち解けて行ったんだ。
ヒカックはまろくんと一緒に色んなものを使って遊んでた。殆ど外との接触を経たれていたから、初めて見るものが多かったんだろう。色んなものに興味を持ってまろくんに聞いていた。
俺はふたりと少し離れたところで読書をしていた。
ふたりの会話は聞こえてきて、少し気になったから聞き耳を立ててたけど…
ヒカックと1年近く一緒に居たけど、ここまで外の世界のことを知らなかったのか…
すると、おんりーさんとおらふさんがやってきたんだ。
おんりーさんとおらふさんに連れられ、やってきたのはドズル社内にある一室。
中に入るとそこは和室で、15畳くらいの大きさ。中はとても綺麗に整理されてて、床の間もあり、部屋の真ん中にはちゃぶ台があった。
すると、
ドズルさんと、知らない誰かが部屋に入ってきた。
タツナミ先生はちゃぶ台の所へ行き、そのまま腰を下ろし正座する。
ちゃぶ台を挟んでまろくんがタツナミ先生の正面に座る。
するとタツナミ先生は、まろくんの右手を両手で触る。
ふと気になったから、おんりーさんに聞いてみた
続く
予約投稿忘れてた
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。