第69話

川村壱馬❤︎
2,622
2019/08/29 10:00



*壱馬*







やば…




久しぶりにこんなツラくなった。




樹が来るって言ってくれたけど、




うつしちゃまずいから断った。











エントランスのチャイムだ。






誰だよ…





だるいと思いながらも向かい、画面をみると、





川村壱馬
あなたちゃん?!…


驚きながらボタンを押す。





あなた

壱馬さん!大丈夫ですか?!

川村壱馬
ちょ、とりあえず入りな!




焦り、驚きながらもドアを開けた。




なんであなたちゃんが来てくれたん…





あなた

お邪魔しまーす…




ベッドで寝て待っていると、




さっきはあんなに大きな声で話してきたくせに、




謎にめっちゃ小声で呟いた。








川村壱馬
左のドア開けて
あなた

えっ、あっ、はいっ



動揺しすぎでしょ…



小動物みたい。笑



可愛いとはとてつもなく思ったけど、



チャラいと思われそうだからやめといた。






あなた

失礼しまーす…

あなた

っ、壱馬さん!大丈夫ですか?!

川村壱馬
大丈夫だいじょーぶ
いつもと違うメガネだ。



真面目っぽい感じ。



まさか俺と会うときだけ違うとか…




いや、嘘です。




調子乗ってすみません。…








俺はとりあえず平然を装って、





川村壱馬
そのイス座りな


と、カッコつけてみた。



あなた

あっ、ありがとうございます…




さっきから「あっ、」って言い過ぎ。笑



まあ、そこも可愛い。



落ち着いてそうで、落ち着いてない。




まあ、そんなこと心配できるほど




俺にも余裕はないけど…






だって好きな子が来てくれてるから。



しかも制服で。














襲いたくなる。




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