第24話

白濱亜嵐❤︎
3,846
2019/04/04 02:17




私がリビングの扉を開けると、兄にぃは大きなソファに座ってスマホを見ていた。



白濱亜嵐
あ、おかえり
あなた

うん、ただいま?笑




私は兄にぃの隣にくっついて座る。










昔からこうしてたけど、
そろそろやめないといけないのかなーと思いながらも、まだくっついている。








だって好きだもん。



ちょっとでも近くにいたい。









あなた

兄にぃいっつもお風呂沸かしてるの?

白濱亜嵐
うーん、



そっけない返事。








スマホ見てばっか。









かまってくれない。








あなた

なにしてるのー?

そう言ってスマホの画面を覗き込む。





白濱亜嵐
龍友くんとLINE。
あなた

ふーん。

あなた

ねーねー、明日どーする?

白濱亜嵐
あー






もー、まだー⁈








龍友くん早く終わらせてよ!!









もーいーや、イジワルしちゃお。




















あなた

もういい!

白濱亜嵐
?!
あなた

こちょこちょ攻撃だ!

昔、まだ小さい時、兄にぃとよくやってた。













でも、反応がない。







昔はくねくねしてたのに。



あなた

え、

白濱亜嵐
ざんねーん。
あなた

え、

白濱亜嵐
俺はもうオトナなんでききませーん。
あなた

えー⁈




くそっ。









兄にぃがかまってくれたのは嬉しいけど、
まさかこの攻撃がきかないとは。















すると、



白濱亜嵐
俺にイジワルしようとしたやつには…



兄にぃがイジワルな笑みを浮かべる。









白濱亜嵐
罰を与えねばならぬ。
あなた

え、なになに、え、いや!

私は兄にぃからちょっと離れた。











しかし、
白濱亜嵐
こっちも、こちょこちょ攻撃だー!
あなた

いやっ!アッハハ、やー、ヤダヤダ!



私は昔と変わらず弱い。










あなた

くしゅぐったい、あー、

くすぐったすぎて笑いが止まらない。












すると、バランスを崩して、座っていた私は
横に倒れてしまった。







そして、兄にぃも、私を助けようとして、私の頭の横に手が来た。










つまり、よくある床ドン的な体勢になった。



ま、ソファの上だけど。










あなた

わっ‼︎





やばい、近い。










やばいぃ、ちかぁーい。












ドキドキしちゃってる。
あなた

ごめん、兄にぃ

白濱亜嵐
ううん、ごめん





そう言ってどいてくれるのかと思った。















でも、兄にぃが動かない。
















あなた

え、動かないの?笑














兄にぃはしばらくして、起き上がった。










そして、私が立とうとすると、私の手を捕まえた。











あなた

え、どーした?







そして、兄にぃは不自然な間をあけて口を開いた。





















白濱亜嵐
好き。














どーした、兄にぃ。




さっきからおかしい。
















あなた

どーしたの、さっきから笑

あなた

ほら、手離して

だけど、離してくれない。











そして、
























白濱亜嵐
好きなんだ。あなたのことが。


と言った。









え?



















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