第105話

岩田剛典❤︎
2,369
2019/11/26 11:29





16:26




ちょっと外に出て、また戻ってきた。




早すぎたかな。




でも、あなたさんに声をかけると、丁度よかったらしく、あなたさんの運転する車に乗った。



目的地も教えてくれないまま。














岩田剛典
どこに行くんですか?
あなた

美しいところです

あなた

あなたに似合うような、優しい





教える気がないことを早々に感じ取って、諦めた。
















車を30分ほど走らせると、着いたところは、

海岸だった。











岩田剛典
綺麗…
あなた

私のとっておきの場所なんです

あなた

岩田さんと別れた後に思いついたんです。
あなたが早く来てくれたおかげで来れました。
ありがとうございます…

岩田剛典
いえいえ、


あなたさんはどこか遠くを見つめている。




岩田剛典
なにか、思い出があるんですか?
あなた

昔付き合ってた年上の人に連れてきてもらってたんです。それで『来年もまた来ようね』なんて言って

あなた

でも彼にとって私は愛人だったんですよ。
笑っちゃいますよね…




あなたさんはぎこちなく笑った。







それを吹っ切るように、


あなた

撮影、しましょう!

あなた

まずはそこの堤防に立ってください






撮影を始めた。













あなたさんこの場所好きなんだ、、






でも、辛い思い出もあるのか、、







それなら…



















岩田剛典
あなたさん、俺と生きていきませんか…?









完全に避けられてたのに追っかけて上から目線なこと言って、更にプロポーズとは。














でも、これが一番言いたかったこと。














岩田剛典
過去に何があったのかは
全然知らないけど、、
岩田剛典
でも、それも含めて、
あなたさんの側にいたいです
岩田剛典
今だけじゃなくて、ずっと、何年先も。







.















岩田剛典
俺だけを見ていてくれませんか?





あなたさんは一滴の涙を落としながら

小さく頷いた。






だからたまらず抱きしめた。











岩田剛典
ずっとこうしていたい…
あなた

私も…







僕たちは唇を重ねた。














________END________________________________



プリ小説オーディオドラマ