第63話

川村壱馬❤︎
3,218
2019/08/13 23:25
あなた

おじゃましまーす

藤原樹
いらっしゃーい
あなた

にいにぃ!



そう言って私はにいにぃに飛びつく

藤原樹
わぁ笑
あなた

久しぶりだね〜

藤原樹
そー?二週間前くらいに会ったけど笑
あなた

そーだっけー?笑



私はなぜかにいにぃの前だとキャラ変してしまう。



でも、ぶりっ子っていうわけじゃなくて、なんか自然と。



どっちかと言うと、こっちの方が素の私だし。





藤原樹
あ、今日メンバー来るけどいい?
あなた

えっ、いや。

藤原樹
もう、そんなこと言わないでっ、


《 ぴんーんぽーん 》



ちぇっ、くそぉっ…






玄関から賑やかな声が聞こえる。




浦川翔平
おじゃましますぅ〜
吉野北人
おじゃましまーす
川村壱馬
おじゃましまーす




うわ、きたっ…

私とにいにぃの時間を邪魔する者。







吉野北人
え、女の子がいる!
浦川翔平
へ?わっ
川村壱馬
ちょっと樹〜
吉野北人
彼女さん来てるのになんで僕たち呼んだんですかー。
あなた

え、にいにぃ彼女いるの?

藤原樹
いや彼女じゃないよ。
藤原樹
今はいない
川村壱馬
今にいにぃって言ったよね?笑
吉野北人
え、妹いないよね⁈
藤原樹
従兄弟です
浦川翔平
あー、ナルホドですねっ
吉野北人
えー
川村壱馬
ごめんね、せっかくの樹との時間
邪魔して。


なんでこの人、私がにいにぃといたかったって
わかるんだろう。


藤原樹
ほら、あなたもなんか言って
あなた

え、何を…

藤原樹
何をって挨拶とか


あー、うまく喋れない…



川村壱馬
何歳?
あなた

17です

浦川翔平
じぇーけーじゃないですか!
あなた

はい笑

川村壱馬
あ、笑った、可愛いね、あなたちゃん




一瞬、胸が高鳴った気がした。


この人、にいにぃみたい。


雰囲気とか。


でも、にいにぃとは違うものも感じる。


わかんないけど。




浦川翔平
壱馬さんそれはチャラいっすよ〜
吉野北人
早すぎですよ〜
川村壱馬
別に普通に言っただけじゃん笑

プリ小説オーディオドラマ