第29話

片寄涼太❤︎
3,137
2019/04/08 08:03





数学、物理の補習が終わった。










今日、この後は先生の授業!

しかも、それで補習は一旦終わり!










嬉しいような、寂しいような。



















片寄涼太
みんな座ってー

先生が教室に入ってきてそう言い、みんなが座りだす。







あいさつをして、授業が始まり、

ちゃんと教科書とノートを開きだす人、

友達に話しかける人、

眠り出す人がいる。









私はもちろん、きちんと準備をする。














先生を見つめる準備。






















片寄涼太
じゃ、お盆明けの次の補習までに
ここ勉強しとくように。






そう先生が言って、補習は終わった。










私はときどきノートをとりながら、ばっちり先生を
見ることができた。


みんな急いで帰る準備をしている。



私もその一人。









クラスメイト
じゃーね、あなた
谷川○○
ばいばーい!
私も帰ろ









明日からは遊びまくるぞぉ!










そう思いながら教室を出た。












すると、下駄箱に向かう途中で









片寄涼太
あっ、谷川ー、ちょうどいいとこにいた
谷川○○
どーしたんですか?
雑用の頼み以外なら聞きますよー
片寄涼太
おっ、勘が鋭い。笑
谷川○○
さよーならー
片寄涼太
ちょっ、ちょっとだけ!頼む!
谷川○○
もー、なんですかー?
片寄涼太
図書室の本の整理を夏休み中にしなきゃいけないんだ。図書委員長が。
谷川○○
知ってます。私違います。
片寄涼太
それは知ってるよー、
片寄涼太
だけど、委員長が留学でいないんだ。
だから俺と一緒にやってくれないか?
谷川○○
えっ、先生と?
片寄涼太
うん、そーだけど





なら即決だな。
谷川○○
しかたないなー、いいですよー
片寄涼太
ありがとう、助かる。



先生なんで私にしたんだろう。



まさか…
谷川○○
先生、なんで私に声かけたんですか?
片寄涼太
え、だってお前、彼氏いないだろ。
だからヒマかなーと。
谷川○○
うわっ、ひどっ。
確かにいないしヒマだったけど。
片寄涼太
だろっ笑
 
そう話しながら図書室へ向かう。

プリ小説オーディオドラマ