第98話

岩田剛典❤︎
2,761
2019/10/01 08:39





あの “ 岩田剛典 ” の家に来てしまった。







よかったのだろうか…


つい素をだして思い切って『撮りたい!』なんて
言ってしまったばかりに…











岩田剛典
もう少し飲みませんか?
あなた

結構飲んじゃったから…

岩田剛典
じゃあ、軽めの出しますね
あなた

…ありがとうございます

岩田剛典
写真もいつでもいいですよ
岩田剛典
かっこよく撮ってくださいねっ



そう言って笑った彼。




そんなに美しい顔をかっこよく撮ることなんて、

素人でもできる。







本当に隙がない。

全ての瞬間において、美しい。



だからちょっと、

乱れた、本能剥き出しな姿も見てみたい。

そう思ってしまった。





あなた

もちろんです

あなた

じゃあまずは一杯頂きながら

岩田剛典
乾杯
あなた

乾杯




カメラを取り出した私は、仕事モードに入る。








岩田さんについて色々聴きながら撮影をする。




そのつもりだったのに…







岩田剛典
趣味はなんですか?
あなた

え、

あなた

あ、趣味はー…なんだろう?笑

あなた

写真しかないな笑

岩田剛典
ははっ
あなた

岩田さんは?

岩田剛典
うーん、




しばらく悩む彼。






そうか、

趣味もなにも、こんなに多忙なんだから

趣味なんてないよな。












岩田剛典
その『岩田さん 』呼びをやめたら
教えてあげる
岩田剛典
下の名前で呼んで
あなた

えっ

岩田剛典
ほら早く




“ 岩田さん ”は、口角を少しだけあげた。


















あなた

剛典さん…






そういうと、彼は私から視線をずらして、















岩田剛典
やっぱいーや
岩田剛典
意外と結構やばい…







私は気づいた。




彼の耳が少し赤く染まったことに。




プリ小説オーディオドラマ