あなたside 

マンゲキ大晦日を早退して、実家帰って、日付変わってから神さんに挨拶して、深夜に飛行機乗って、ちょっと寝て、起きて、ヒットパレード出て…

自分史上一番忙しい年末年始。

一番乗りの楽屋も、なんか綺麗に見える。スタッフさんが掃除したんかな。大掃除。

ソファの背もたれに座っていると、ドアが開いて大東が入ってきた。

ちょっと笑うと、大東が気づいたように私に聞いた。

そう答えると、元日とは思えない勢いでガッツポーズをきめた。

ガッツポーズ大東にツッコんだ後、一個思い出して、持ってきた紙袋に手を入れる。

笑い飯哲夫さんの影響を受け、毎年紙袋にポチ袋を大量に入れて持ってきて配っている。

恒例のポチ袋を天に掲げながら大喜びする後輩を眺めていると、またドアが開いた。

浜田、お前の反応が正常や。

また忘れかけていたので、言い合いする同期二人の片っ方を呼ぶ。

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柄の違うポチ袋を手渡しながら、kentoさんがそんな愚問を投げてくる。

君はここに来るまでの私をみていないだろうkento fukayaくん。

不敵に笑いながら、色形バラバラの目映いばかりのポチ袋を見せつける。

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