___あなたside
担任「じゃあ、隣同士で少しお話タイムだ」
…………
田中「あの、桜木さんですよね?俺、田中龍之介って言います。」
あなた『うん、桜木あなたです。あなたでいいよ』
田中「え、下の名前でいいんすか?」
あなた『うん、下の名前で呼ばれる方が好きなんだ〜。あと、敬語じゃなくていいよw 同級生なんだし😊』
田中「おう!わかった!」
田中「そういえばあなたは部活決めてないのか?」
あなた『うん、まだ決めてないんだよね〜』
田中「じゃあ、男バレのマネージャーしてくれないか?」
あなた『男バレのマネージャーねぇー。』
あなた『男子ばっかなのがちょっと怖いんだよね〜(まぁ、いっか、やってみるよ!)』
あっ、逆のこと言ってしまった。
弱い女って見られる。
恥ずかしいぃぃ、どうしよう。
田中「まぁ、大丈夫だろ。そこは俺が何とかしてやる。」
え、なに、かっこいいじゃん、!
あなた『そ、そっか、!じゃあ、マネージャーしようかな。』
田中「おう!」
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___田中side
隣の席のやつは
普通だった。
超絶美人とかすごく可愛い子とか
妄想してたもんだから、少し残念だ。
でも、何か俺と同じようなにおいがする。
何か、元気、というか、騒がしいというか。
あれ、俺、自分で自分のこと騒がしいって…。
まぁ、いっか。
まだ少ししか話してないし、よく分からない。
でも、少し気になった。
田中「じゃあ、男バレのマネージャーしてくれないか?」
言ってしまった。
あなた『男バレのマネージャーねぇー。』
あなた『男子ばっかなのがちょっと怖いんだよね〜』
田中「まぁ、大丈夫だろ。そこは俺が何とかしてやる。」
うわ、恥ずかしいこと言ってしまった。
引かれてねえかな。
あなた『そ、そっか、!じゃあ、マネージャーしようかな。』
よ、良かった〜ε-(´∀`;)ホッ
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。