それで今に至っている。
あれからまた力のことが気になりだしてろくに話してない。
少し寂しいけど仕事に支障が出るからそれでいい。
というか今はそれどころじゃない。
澤村「日向、落ち着け。リラックスだ、リラックス。」
日向「はっ、はい。リラックス、が、頑張ります。」
あなた『いや、やばいでしょ、あれ。』
田中「あなた、何か言ってきたらどうだ?」
あなた『そうだね。』
あなた『日向くーーん、飛んでみて!ピョンピョンって』
日向「はっはひっ!」 ピョンピョン
日向「おえぇぇぇぇぇぇ〜」
あなた『あちゃー、逆効果だったか。まぁ、もう頑張れw』
田中「お前、冷たいなw」
あなた『しょうがないでしょw龍も頑張れ』
田中「おう!」
試合が始まっても日向くんは落ち着かない。
人のボールにまで手を出している。
澤村「よしっ、切り替えて、!ここから追いつくぞ!」
今は青城のマッチポイント。ここから追いつくのはいくら何でも無理があるのでは…。
え、しかもよりによって
田中「サーブ、日向かよ」
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!