影山「俺、加奈さんのことが好きです。」
…
え、、、
ポロポロポロポロ
影山「なっ、なんで泣くんですか?そんなに俺の事嫌いですか?????」
そんなわけがない。
加奈「違うの、逆!」
影山「え?」
加奈「私も、影山くんのことが好きです。」
影山「マジっすか?」
ここで嘘なんてつくわけないでしょう?
加奈「うん」
影山「加奈さん、俺と付き合ってください。」
加奈「よろしくお願いします!」
ギュッ
加奈「あーなんか、嬉しい(´⌒`。)グスン」
影山「もう泣かないでください。」
そう言って影山くんは私の涙を拭う
加奈「うん、、」
影山くんは手を私の頬に置いたまま私を見つめている。
加奈「影山、くん?」
影山「加奈さん、すごく綺麗っす。」
チュ
この日、私たちは三日月が光る空の下で
甘い甘い口付けをした。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。