あなた『おーやってるやってる。』
体育館に戻ると日向くんがいつも通りになって囮として機能していた。
2セット目は既にとっていたらしく、今は3セット目。
「「「「「キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー♡」」」」」
(あなた)『なにっ!?』
モブ「「「「「及川さあぁぁぁぁーーーーーーーーん♡」」」」」
(あなた)『えっ、うざっ。』
縁下「こら、そんなこと言うな。」
烏野がマッチポイントで及川さん?が交代する。
及川「いくら攻撃がすごくたってレシーブができなきゃ意味ないんだよ。」
そういって月島くんを指した。
及川さんが打ったサーブは月島くん目がけてものすごいスピードで飛んでいき、月島くんははじいた。
(あなた)『なんなのあいつ。クソ腹立つ。』
縁下「今回ばかりはお前と同感だわ」
(あなた)『"今回ばかりは"って酷いなぁ』
縁下「まぁまぁ、ね?ニコッ」
ドキッッ//
(あなた)『まぁ、許してやらなくもないけど。』
こんな会話をしていたら、いつの間にか勝っていた。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!