第83話

82.母さん
1,471
2021/02/28 14:42
___縁下side







































見慣れない天井。




ここはどこだ?




そうか、病院か。




昨日足場が崩れてきて




あなたを守ったらこうなった。





モゾモゾ




縁下「いっ




右腕辺りが痛い。




ガラガラガラガラ




看護師「あっ、縁下さん!意識戻ったんですね!」




タッタッタッタッ


























































縁下母「あぁ、力。よかったぁ」




縁下「母さん。ごめん。心配かけて。」




縁下母「力が無事で何よりよ。それより、なんでこうなったか覚えてる?覚えてたら教えて欲しいの。」



















縁下「俺、好きな人がいるんだ。」




縁下母「え、?」




縁下「そいつうちのマネなんだけど、昨日最後のほうに2人で少し回らせてもらって観覧車に乗った。」




縁下「うんうん」




縁下「観覧車おりて、みんなのところに戻ろうとした時にそいつの靴紐がほどけて、結び直してたんだ。」




縁下「そしたらカラカラカラって上から音がして上を見たら足場から鉄の棒が落ちかけてるのが見えて。」




縁下「真下にあなたがいたからまずいと思ってかばったらこうなった。」




縁下母「そう、だったのね…(。•́ωก̀。)…グス」




縁下「えぇ、ごめん。大丈夫?」




縁下母「あぁ、ごめんね。力に好きな子が出来て、しかもその子を守れるようになってたから、お母さん、嬉しくてつい…(;;)」




縁下「アハ、(( ̄▽ ̄;;)ア、ハハハハ…」




縁下母「怪我は右腕の骨折だけみたいよ。あなたちゃんを守れた上に、重症にならなくて良かったわね。」




縁下「うん。いつか母さんにあなたを紹介できるようにするから。待っててね笑」




縁下母「うん。じゃあお母さん仕事行ってくるね。」




縁下「行ってらっしゃい。」



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