🦁「じみなー!」
🐥「なに?」
僕の親友はいつも僕を呼ぶ。
でもそれは、きっと僕になにかお願いする時だけであってそれ以外は滅多に呼ばないのだろう。
それでも僕は
てひょなのことを親友と思っている。
🦁「僕ね、気になる人ができたんだ!」
ほら、やっぱり………
🐥「だれ?」
🦁「この子!」
そう言って てひょな は僕にその子だと思われる写真を見せてきた。
…………案外かわいいんだな
🐥「うん、いいと思うよ😊」
🦁「でしょでしょー?!やっぱり僕の親友だっ!」
また、てひょなは僕のところにすり寄ってきてぎゅっとしてくる。
🐥「ははっ笑笑くすぐったいよ笑笑」
🦁「それでね……少し……お願いがあるんだけどね……」
🐥「ん?」
🦁「この子について少しだけ探索して欲しいんだ………」
🐥「………どうやって?」
🦁「この子ね、ここのカフェで働いてるの。」
🦁「だから、じみなもここで働いて色々と調べて来てくれないかな……?」
僕は少しためらったけど
🐥「うん、いいよ😊」
そう、これが僕たちの友情____
そしてこれが__
僕が名前を呼ばれる瞬間___
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。