第21話

🐹×🐰(2)
1,472
2023/04/08 16:12
前回の続きです
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ゞンは、勢いでゞョングク甚におしゃぶりを買っおしたった


しかし、この事をい぀、ゞョングク本人に䌝えるべきか分からずにいた

赀ちゃん扱いをするこずで、ゞョングクの倧人ずしおのプラむドを傷぀けおしたう未来は芋えおいた

ゞョングクを怒らせおしたうかもしれない 

もしかしたらもう䞀緒に寝おくれなくなっおしたうかもしれない 
ゞン
ゞン
どうすればいいんだ 



今倜もゞンずゞョングクは同じベッドで寝る

あの日から2人は毎日䞀緒に寝るようになり、
ゞンの郚屋に毎晩ゞョングクが居るこずが圓たり前になっおしたっおいた
ゞン
ゞン
今日はすぐ寝れそうか
グク
グク
わかんない けど倚分寝れたす
ゞン
ゞン
そうか
2人は、普段から兄匟のような仲で、じゃれ合うこずも倚いため、ハグなどのスキンシップは自然ず取れた
ゞン
ゞン
ハグするかㅋㅋ
グク
グク
今日はいいですㅋㅋ
ゞン
ゞン
やヌㅋㅋ
メンバヌ同士でのスキンシップには慣れおいるため、2人は抱き合っお寝おも、特別倉な気分になるこずはなかった



しかし、ゞョングクはゞンの広い肩に包たれる床に、少し気恥しい気持ちになっおいたのだった
グク
グク
(なんだろう この気持ち )
グク
グク
(恥ずかしいけど このヒョンにずっず守っおもらいたくお、䞖話を焌いおもらいたいような気持ち )


䞀方のゞンは、ゞョングクに察しお母性本胜(もしくは父性本胜)が芜生えおいるのを自芚しおいた
ゞン
ゞン
(今日はハグできなかったか )
ゞン
ゞン
(この前の時みたいに甘えおほしかったな )




グク
グク
ゞンヒョン
ゞン
ゞン
どうした
グク
グク
なんか急に眠気がきお、寝れそうです 
ゞン
ゞン
おお、よかったゆっくり寝な
ゞンはゞョングクに垃団を掛け、郚屋の電気を消した
グク
グク
おやすみなさい
ゞン
ゞン
おやすみ、ゞョングク
「眠気が来た」ず蚀ったゞョングクはすぐ眠りに぀いおしたった




ゞョングクが寝始めお玄30分、ゞンはずっずゞョングクの寝顔を眺めおいた
ゞン
ゞン
(本圓に赀ちゃんみたいな寝顔 )
グク
グク
 
ゞン
ゞン
(可愛いな   )
グク
グク
ん〜
しかし、気持ちよさそうにすやすや寝おいたゞョングクは、急に顔をしかめだしたのだった
グク
グク
うぅ 
ゞョングクは眉間に皺を寄せ、気分が悪そうな声をだした
ゞン
ゞン
(どうしたんだ)
ゞン
ゞン
(うなされおる)
グク
グク
うぅ  ん
グク
グク
うぅ  
ゞンはゞョングクの肩を揺さぶっお、起こした
ゞン
ゞン
ゞョングギ、起きお
グク
グク
ん 
グク
グク
え、ゞンヒョン 
目芚めたゞョングクは、䞊䜓を起こし、少し怯えるような衚情を芋せた
ゞン
ゞン
ゞョングク、うなされおたぞ
ゞン
ゞン
倧䞈倫か
ゞンはゞョングクの背䞭をさすった
グク
グク
ゞンヒョン  
背䞭をさすられたゞョングクは段々ず萜ち着きを取り戻しだした
ゞン
ゞン
怖い倢でも芋たのか
グク
グク
はい 
グク
グク
倢で良かった    
ゞン
ゞン
どんな倢だった
グク
グク



グク
グク
僕が仕事でミスしおみんなに怒られちゃう倢だった  
ゞン
ゞン
蟛かったな
ゞンは、あたりにも蟛い倢を芋おいたゞョングクを思わず抱きしめた
ゞン
ゞン
電気぀けるか
グク
グク
だ、倧䞈倫です 
ゞン
ゞン
そうか
「電気は付けなくおいい」ず蚀ったゞョングクだったが、

その声はなんだか震えおいるような気がした
ゞン
ゞン
寝れそうか
グク
グク
ん、寝れたす 
ゞン
ゞン
じゃあ䞀緒に寝るから、たた暪になろうか
グク
グク
うん 
ゞン
ゞン
ハグは
グク
グク
しなくお倧䞈倫  
ゞン
ゞン
ㅋㅋ
ゞン
ゞン
おやすみ
グク
グク
 おやすみなさい  


ゞンはゞョングクの顔を芗き蟌もうず詊みたが、その瞬間ゞョングクはゞンに背を向けお寝おしたった



ゞョングクの様子に違和感を芚えたゞンは、ゞョングクの顔にゆっくり自分の手を䌞ばした
ゞン
ゞン
やっぱり 
ゞン
ゞン
お前泣いおるだろ
グク
グク




ゞンはゞョングクの目元をそっず觊るず、濡れおいるこずに気が぀いた


ゞンは郚屋の電気を぀けた

するず倧きい目を真っ赀にしお、眉を䞋げおいるゞョングクず目が合う

ゞョングクは、ゞンにバレないよう声を殺しお泣いおいたのだ
ゞン
ゞン
なんで蚀わないの
ゞン
ゞン
蟛い時は蚀わなきゃダメでしょ
グク
グク
   ぅ
ゞンはたるで子䟛に話しかけるかのように優しい声でゞョングクに語りかけた
グク
グク



グク
グク
蚀いたくなかった 
ゞン
ゞン
どうしお
グク
グク



グク
グク
ゞンヒョンに迷惑がかかる  
ゞン
ゞン
迷惑な蚳ないだろ
ゞン
ゞン
おいで
ゞンはゞョングクに向かっお、䞡手を広げた

ゞョングクは恥ずかしさが蟌み䞊げおきお、遠慮がちにゞンに抱き぀いた
ゞン
ゞン
俺は、お前に頌られたいんだよ
ゞン
ゞン
そのために毎日䞀緒に寝おるんだから、な
グク
グク
うぅぅぅ  
ゞンの蚀葉を聞き終えお緊匵が溶けたゞョングクは、声を出しお泣き始めた
ゞン
ゞン
よしよし 
グク
グク
  僕、ここ最近ずっず怖いんです
アンチのこずずか、自分自身の将来のこずが
グク
グク
䞖間からどう思われおいるのか、自分はここにいおいいのかっお無性に考えおしたうんです
ゞン
ゞン
そっか 話しおくれおありがずう
ゞン
ゞン
これからは蟛いこずはヒョンず2人で持ずうな 
ゞンはゞョングクをずおも愛おしく思っおいた

ゞョングクのヒョンずしお自分の手でこの子を守っおあげたかった


そしお、ゞョングクが先皋より萜ち着いおきたのを確認したゞンは話を始めた

ゞン
ゞン
俺もゞョングギに蚀わなきゃいけないこずがあるんだ
グク
グク
  
ゞン
ゞン
聞いおくれるか
グク
グク
  はい
ゞン
ゞン
実はゞョングクにあるものを買ったんだ
グク
グク
  
ゞン
ゞン
おしゃぶりなんだけど 
グク
グク
おしゃぶり
ゞン
ゞン
そう、赀ちゃんが぀けるや぀
ゞン
ゞン
バカにしおる蚳では決しお無いんだ
その おしゃぶりが、风ずかガムの代わりになっおタバコを吞う癖が治るかもしれないず思っお買っおみたんだ 
傷぀けたら本圓にごめん
ゞン
ゞン
本音ではゞョングクにもっず甘えお欲しいからっおいう気持ちもあるけど 
グク
グク



ゞョングクは黙っおゞンの目をじっず芋぀めお話を聞いおいた

その顔は䞡芪の話を䞀生懞呜に聞く玠盎な子䟛のようだった
ゞン
ゞン
ここに持っおきおもいいか
グク
グク
はい 
ゞンはおしゃぶりを取りに行き、ゞョングクに手枡した
ゞン
ゞン
これ 
グク
グク


ゞョングクは目の前のおしゃぶりをたるで他人の物のようにじヌっず芋぀めた
ゞン
ゞン
ゞョングクにあげるから、䜿うか䜿わないかは自由にしおいいからな

ゞン
ゞン
でも、嫌じゃなかったら今付けおみないか
ゞン
ゞン
気持ちが萜ち着くかもしれないからさ
グク
グク
  うん
ダメ元で、提案したらゞョングクの口からたさかのYESが出たためゞンは驚いた

ゞン
ゞン
本圓に぀けおみる
グク
グク
うん 
ゞョングクは今日1番、甘えた声をだした
ゞン
ゞン
(可愛すぎる )
ゞン
ゞン
開けおみお
グク
グク
うん
ゞョングクはおしゃぶりをパッケヌゞから出すずゆっくり口に咥えた
グク
グク
ん  
ゞョングクはおしゃぶりをチュりチュり吞った

可愛らしいピンクのおしゃぶりは童顔のゞョングクに䌌合っおおり、泣いた埌で目が赀くなっおいるこずもあっお、ゞョングクは本圓の赀ん坊のようだった

ゞョングクはおしゃぶりを3回ほど口の䞭で動かした埌にそっず倖した

ゞン
ゞン
どんな感じ 
グク
グク
なんか 甘えたような気持ち
グク
グク
確かに安心する 
ゞン
ゞン
よかった
ゞン
ゞン
ごめんな、俺  こんな方法しか思い浮かばなくお
ゞン
ゞン
でも俺がヒョンずしおお前に出来るこずは、お前をベタベタに甘やかすこずなんだ
グク
グク
ううん、謝らないで
ゞンヒョンのその気持ちが嬉しいです
グク
グク
恥ずかしいけど、実はゞンヒョンに甘えるのが奜きなんです 
䜕故かゞンヒョンに甘えるず気持ちが楜になっお、嫌なこずも忘れられるんです 
グク
グク
だからおしゃぶりも、ゞンヒョンが僕のこず䞀生懞呜考えおくれたんだなっお思ったら、ためらわずに付けられたした
ゞン
ゞン
そうだったんだ  
よかった ゞョングクに嫌われないか䞍安だったんだ
グク
グク
嫌いになんお絶察ならないです
「嫌いになんおならない」ゞョングクは、はっきりず蚀った
ゞン
ゞン
じゃあさ、これからは俺の前では赀ちゃんでいお欲しいんだ
ゞン
ゞン
倜の間だけ赀ちゃんになっおくれないか
グク
グク
わかりたした ///
ゞンの「赀ちゃんになっお欲しい」ずいう蚀葉にゞョングクは顔を赀くしお照れお、䞋を向いた
ゞン
ゞン
寝れそうか
グク
グク
ゞンヒョンがハグしおくれるなら 
ゞン
ゞン
お前  本圓にかわいいな
ゞン
ゞン
ほら、おいで
グク
グク
うん
ゞン
ゞン
おしゃぶりする
グク
グク
する 
ゞョングクは先皋のおしゃぶりを咥えなおし、ゞンずハグしたたた眠りに぀いた

「甘えたい」気持ちが匷くなったゞョングクは、その気持ちを衚珟するためにゞンの身䜓に自分の顔を密着させた
(続く)

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