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2020/06/09

第4話

【お題】攻めが受けに嫉妬してハグされる④
〜淳太side〜

照史が倒れた。

それを聞いたのは撮影直前。撮影が終わった途端俺は…俺たちはみんなで病院に向かった。照史はまだ目を覚ましていないらしい。
照史は、過呼吸で窒息死しかけたらしい。
最初に発見したのは、濵ちゃん。
またや…。濵ちゃんは気づいて俺は気づかんかった……。
たまたまやって言うのは分かってる。俺は、その前ロケやったし、濵ちゃんと照史がたまたま待ち合わせしとっただけ……。俺だって……。俺だって………!!
その時、照史と待ち合わせしとったら気づいとったはずや……。
いや…
気づいとったか?
俺は俺の事で精一杯やなかったか?
…俺は……照史に何が出来る?
照史は色々と思い詰めとったらしい。
確かに気づいていなかった…。
でも、照史は…照史が選んだのは濵ちゃんやん。
俺は相談すらされない……頼りないから。
濵ちゃんみたいにアクロバットも得意やないし、運動もそんなに得意ではない…。
やっぱり…濵ちゃんみたいに───

崇裕「淳太!!」
淳太「……濵…ちゃん………」
崇裕「今……何考えとる…」
淳太「別に……大したことやあらへん。照史には、濵ちゃんみたいな人がお似合いやなぁって思っとっただけや…。」
崇裕「淳太…お前馬鹿やな。」
淳太「馬鹿……か…。そやな俺は大馬鹿者や…。照史みたいに自分で動く行動力も、人の些細な変化に気がつくことも出来へん…。やから照史も見限って……。」

バシッ!!!

淳太「………っ」
崇裕「照史はな多分相談出来ひんかったんや…。あいつ、変なところで気ぃ使うやろ?」
淳太「………ッ…あぁ」
崇裕「照史が倒れとる部屋になたくさんの手紙と1枚の写真があったんや…。」
淳太「手紙と写真……。」
崇裕「手紙にはあきとに対する暴言、あれは始まったばっかの量やなかったな……。脅しの言葉もあった。」
淳太「脅……迫…状。」
崇裕「多分そやろな。たった1枚だけあった写真。あれは照史と淳太のツーショットやったな…。照史の顔部分だけ滅多刺しにされとった…。そして写真の裏に潜ませているかのようにあったカッターの刃……。指先が少し切れとったから……多分そういう事やろ……。過度なストレス状態に加えて殺意まで見せられて…照史は過呼吸になったんやと思う。」

……言葉すら出なくなった。
照史がこんなに苦しんどったのに俺は気がつくことが出来んかった。
すまん。
すまんなぁ。照史。
震える手で照史を抱きしめるがそこにあきとの笑顔は見えない。