第2話

一日目
29
2021/08/06 23:54
一日目
私は焦っていた
怖かった
家に帰って、貰った携帯端末をすぐ開いた
開くと送りたい相手を検索できるようになってた
私は東雲 誠を検索した
探してた相手はすぐ見つかった
どうやら幽霊になった途端に登録されるらしい
私はメール画面を開き、送った
何も考えず
ー美緒が送ったメールー
なんで死んじゃったの…?
私を置いてかないでよ…
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私、東雲 誠は死んだ
気づいた時には幽霊となり、自分の亡骸の前にいた
美緒は泣いていた
美緒を残してしまったのが心残りだ
助けた女の子、大丈夫かな…
ん?ポケットになにか…
これは…ガラケー?
あれ、起動出来ない
まぁ、いっか
幽霊って触れれるのかな
スッ…
やっぱり無理か…
あれ、ガラケーが振動して…
ようこそ、幽霊の世界へ!
ここでは成仏するまでの四十九日間
大切な人とメールができます
メールを送れるのは1日1回、49文字
それでは良い幽霊ライフを!
じゃあ、メールは誰から…
…美緒だ!
美緒、やっぱり怒ってるよね…
ほんとに申し訳ない
誠のメール
ごめん…
美緒ともっと一緒にいたかった
急で申し訳ないんだけど私が助けた女の子探してくれない?
心配なんだ
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「幽霊になったからって人使い荒い…」

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