さとみside
いや、聞いてよ
さっき、あなたさんが怒った?みたいになったんだよね
口調が敬語じゃなくなったりしてさ
まぁ、言い方は酷かったけど
なんかあったのかな
なんか事情を知ってる人いないかな…
るぅととか
何か仲良さげだし
〜それから15分〜
俺は帰ってきたるぅとに声をかける
正直ビックリした
あなたさんって喋らなそうだから
そう言ってリビングに行ってしまった
無理でしょ
あんなに嫌そうな顔されるのに
俺が悩んでいると階段からトントンと音が聞こえてきた
気になって見ると、あなたさんが居た
ん?今…うわって言わなかった?
え?さすがに傷つくよ?え?
もう気にせず話しかける
すっごい嫌そうにしている
俺の声なんか聞こえていなかったように部屋に戻ってしまった
なんか…不思議な人だな
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今回はここまでです!
それでは・△・)ノ バイバイ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!