ー回想シーンー
僕は、極度の人見知りだった。
だから、宿舎に来たばかりの頃ヒョン達と馴染めずいつも1人でいた。お風呂もヒョン達が寝た後こっそりと入っていた。
こんな生活が続くのだろうか思っていた時、テヒョニヒョンがやってきた。
テヒョニヒョンは、人見知りの僕なんかお構いなしにたくさん話しかけてきた。時には一緒に寝て欲しいとも言ってきた。そんなテヒョニヒョンと一緒にいるうちに他のヒョンとも仲良くなっていた。そして、僕達は防弾少年団としてデビューが決まったのだ。
僕の世界を変えてくれた人。それがテヒョニヒョンだった。僕の世界一の憧れの人。
でも、いつからかそれは恋というものに変わっていた。
ー宿舎ー
マネージャーから、電話がかかってきた
抱きつくMVを撮るのは初めてだ。
この事を聞いたらテヒョニヒョンは、どう思うんだろう。きっと、何とも思わないだろうけど嫉妬してくれたら、、。
この時、テヒョニヒョンの姿はなかった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。