__黒崎side
突然発表した引退 。
その日のニュースでは大きく取り上げてもらってた。
SNSでの反応とかも凄くて、
でも、ほとんどの人が私の決断に納得してくれてて
本当に恵まれてる、そう思った。
…でも、マネージャーってどうすればなれるんだろう…?
入谷「 黒崎ぃ、俺の仕事増やすなよ 」
「 え、なんか増えたんすか? 」
入谷「 お前の教育係。」
「 …へ? 」
入谷「 今回は特別だからねって、ジャニーさんが。」
「 …え、まじ? 」
入谷「 まー 」
詳しく話を聞いてみると、
私は新人としてJUMPのマネージャーをやれるみたい。
一人前になったら入谷さんとはさよなら。
「特別だよ!!」って何回も言われたの。笑
いや一回で分かるわー!って、笑
入谷「 …ま、マネージャーなんて楽じゃないからな? 身を削って働く事。」
「 …はいっ! 」
新しい仕事。
新しい環境。
ワクワクして、楽しみで仕方なかった 。
当たり前だった事が、当たり前のように変わっていくけど、
…けど、
ガチャ
「 JUMPのこの後のスケジュールは… 」
山田「 マネージャーお茶買って来てー 」
伊野尾「 あ!姫いいところに来た〜 」
「 …私は雑用係じゃない、! 」
私の仲間は、大切な人たちは、
ずっとずっと変わりません。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。