第5話

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79
2020/02/09 05:36





2人が先進んでいくから自然に2人きりになる。










それだけでもう胸がいっぱい。










そしたらジョングクが前の2人の手を繋いでいちゃいちゃする姿みて
じょんぐく
じょんぐく
あー俺も2020年は彼女作んないとなー



なんて笑顔で言うから、私でいいならなるのに…ってなるよね










でもそれが言えないから辛い。










というより、言いたくない。









今のこの幼馴染みのイツメンの関係のままでいい。










だって、この方が距離も近いし仲が壊れることなんてないから。











もし告白したところでだよ。










振られたら2度とこうやって彼女が欲しいとか話せる時は来ないかもしれないんだから。










恋って難しいから嫌い。









でも恋をしてる時は人生が、生きることが、楽しくて全てが明るく見えるから。









なんて考えながらジョングクの横を歩いてたらいきなりジョングクに近い方の腕をグイって引っ張られて肩がぶつかった。
じょんぐく
じょんぐく
おい前見て歩けよ


って、後ろを振り向けば太ったおじさんが舌打ちしながら歩いていくところだった。









ほら、これだからジョングクの沼から抜け出せなくなるじゃん。









お礼を言おうと思ってジョングクの方を向けばジョングクも私の方を向くからお互い立ち止まって見つめ合うような状態になる。









あぁ、私ってこんなにジョングクが好きなんだな、って。





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