みなさーん!裁判の
時間でーす!
ラビの声で私とモモカは起きた。
んー。よく寝た。
もう裁判か〜。
まぁ、今回の人狼
はレイで決まりでしょ。
大きな証拠もあるん
だし。
そうだね。
6人がリビングにあるテーブルに集まった。
2日前、9つあった椅子には、6人しか座っていない。
(この裁判で、もう
1人死ぬんだ…)
でも、私は絶対に生き残りたい。
どんなに汚い手を使ってでも。
はーい!みなさん
集まりましたね!
それでは2回目の
裁判を始めます!
✡ 裁 判 開 始 ✡
まずは、状況を
整理しようか〜♪
うん。
今日の朝、キッチン
でシンタが背中を刺されて
死んでいた。
第一発見者は…
僕だよ♪
キッチンには人狼
に繋がる証拠は
無かったよ。
俺も色々探したらけど
証拠は無かった。
それなんだけどさー…
シャワールームに行ったら
これがあったんだよねー。
モモカがレイのタオルを皆に見せた。
(持ってきてたんだ…!)
そ、それは!
うん。レイのタオル。
何で持ってき
てんだよ?
ここを見てほしい。
モモカは、レイのタオルに血が付いている部分を見せた。
血がついてる。
そうだね…
人狼がシンタを殺した
なら、相当の返り血
が飛ぶはずだよね?
そうだね〜♪
きっとレイはシンタを
殺した後、タオル
で血を拭いたんだよ。
ち、ちげーよ!
でもこのタオルは
レイのだよね…?
そうだけど…
俺はシンタを殺して
ねーよ!
でも、レイが人狼と
考えるのが普通だと
思う。
俺もそう思う。
ごめん、レイ……
レイさんが人狼で
決まったよう
ですね!
はぁ!?
さんせーい♪
私も。
それでは、レイさんの
処刑を開始します!
おい!俺は人狼じゃ
な……
その瞬間、レイの首が地面に落ちた。
うっっ!!
レイの胴体が力なく崩れていく。
首からは血が吹き出していた。
ぐろーい!
(ごめんなさい…)
どうしても私には生きたい理由がある。
私は、何をしてでも生き残ってやる。
で、レイは人狼だったの?
違います!人狼では
ありません!
え!?嘘だろ??
じゃあ、僕達は無実の
人を処刑しちゃったの?
そうですね!
そんなぁ…
レイ、ごめんなさい…
ごめんね〜♪
今回は人狼を処刑
できなかったので、
建物から出るヒント
は無いですよー!
残念。
悲しんでいる暇は
ないですからね!
次の人狼を決めますよ!
私は、机に並べられたカードをめくった。
めくったカードには、村人の絵が描かれていた。
(2回連続人狼は
ないか…)
とりあえず、今夜を生き残ればいい。
人狼になった人は、
夜の3時までに村人を
殺してくださいね!
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