与謝野さんの“治療”が終わるまで、
探偵社の客間のソファに座って待っていた
しかし私はポートマフィア
それを奇怪に思う者もいる。
淡々と答えるあなた
それに対し国木田はまだ信じきれない様子
カチャリ、と銃口をあなたに向ける
しかしあなたは余裕な表情で答えた
国木田side
ポートマフィアの女帝。
葉月あなた
今そいつが目の前にいる
探偵社に危害を加えるつもりか?
そうはさせない。
異能力で出した拳銃の銃口を、その女に向ける
ポートマフィアの首領補佐であろうと、
幹部総監であろうと。
結局は女だ。
この脅し文句だけで黙るだろうと思っていた
しかし、この女は違った
臆することは無く、淡々とした口調で返される
なんなんだ…!
死ぬ事が…怖くないのか…!?
だが
だからこそ、だからこそ。
臆さず淡々と答える姿
ふと見せる微笑み
そんなこのポートマフィアの女を…
綺麗だ。なんて________
_____いや。
綺麗だと思ったからなんだ
こいつは敵組織の女だ
警戒を解く訳にはいかない
それでもやっぱり
綺麗だ。
国木田side終了
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。