涼太side
そう言って亜嵐くんは行ってしまった
確かに亜嵐くんの言う通りや
玲於だって、GENEのために想いを消そうとしてるのに勝手すぎた
亜嵐くんならわかってくれるはずなんてあまい考えやったんや
いつもはふざけてても、やる時はしっかりやるのが亜嵐くん
俺1人じゃなくて、龍友くんも同じタイミングで付き合ったってなったら
GENEは批判をいっぱい受けるかもしれない
ましてや、今はGENEにとって大事な時期
別れるべき?
でも…
どうしたらいいんや…
龍友side
やってもーた
絶対今付き合うべきじゃなかった
亜嵐くん怒らせちゃったし
他のメンバーもきっと怒るだろう
HIROさんにだって何か言われる…
別れるべきなんか?
でもな…
どうしたらいいねん…
どんな顔して会えばいいんやろ
ていうか、みんなにも言わないとあかんよな…
こんなことになるなら、告白しなければよかった…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。