プリ小説

第16話

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あれから数時間、


私たちは金閣寺に来ていた。


1日目はクラス行動の日で、前にクラスルームで決めた場所に行くのだ。



『こちらは金閣寺、また正式名称を鹿苑寺といい────』


ガイドさんの声を右耳に聞きながら金閣寺を見上げた。



「いやー、ほんとにどこもかしこも金だなあ……たまげたわ…」

隣ではるがしみじみと頷く。


「なんかはる、おじいちゃんみたい」


「俺はまだ17だぞ、勝手に老けさせるなよ」


「ふふっ、だってそうなんだもん!」


「みつ、お前な……」




「ほら、実生!春希!次に移動するわよ!」


なっちゃんの声が聞こえてまわりを見ると、


みんなはバスに戻るため、ぞろぞろと長い列を動かしていた。


「やっべぇ!みつ早く行くぞ!!」


「う、うん!……あ、」


はるが私の手を取って走り出す。


反射的にはるを見上げると、心なしかはるの顔が赤いような気がした。

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咲笑
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咲笑
咲笑と書いてさえと読みます! 趣味は、アニメを見ること、小説を書くこと、お菓子を作ること、 声優さんの歌を聴くこととか…。 アニメが大好きです! 約ネバにハマってます! ヒプマイらぶです。 声優は、しもんぬ、ゆうたん、斎藤壮馬さん島崎さんとか全員大好きです!!