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第21話

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「腹減ったな〜!」



あの後、私たちはお昼を食べるために清水寺をあとにしていた。



お昼は、はるの希望でお好み焼きになっていた。

優都がスマホで調べてくれたお店に向かっている途中だ。


みんなの会話の中心は、やっぱりこれから食べるお好み焼きについてなのだが、私の頭の中はさっきのおみくじに書かれていた言葉でいっぱいになっていた。





『待ち人、現る』




もしかしてという淡い期待とそんなわけないという否定的な気持ちが混ざりあっていて気持ち悪かった。



とりあえず考えるのは一旦やめよう。

うん、そうしよう。




「ねぇ、なっちゃ──あれ?」



目の前には誰一人としていなかった。


なっちゃんもちーちゃんもはるも優都も大志も私の前を歩いていた5人の姿はどこにも見えなかった。



下を向いて歩いていたのがはぐれた原因らしい。


「あ、電話しなきゃ!」



鞄からスマホを取り出して電源を────。



「え、つかない?なんで!!」


昨日の夜……確かに重電を…………。




「してなかった、かも…」


京都でしかも修学旅行中に迷子だなんて本当に洒落にならない。