プリ小説

第7話

6


夕飯を食べ終えた私は自分の部屋に戻って、さっきの話を思い出していた。



── 丁度4歳の時、京都で迷子になって…。


── それでやっと帰ってきたと思ったら、なんだか随分嬉しそうな顔してて、次の日もまた次の日も早くに出掛けるようになって、




お母さんの話を聞いて、何か自分の中の忘れかけていた記憶が少しだけ戻ってくるような感覚になった。





── 実生にどうしてそんなに嬉しそうな顔をしてるのって聞いたことがあるの。
そしたら……。






『柚に会ったって』






────────
───────…………






『ねぇ…みい、明日もここで会おうよ。』


『あしたも?』


『うん、僕はずっと…ここにいるから』





君がくれた言葉はこんなにも鮮明に覚えているのに、どうして君の顔も名前も思い出すことが出来ないんだろう……。





私に…君を教えて。

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咲笑
入賞者バッジ
咲笑
咲笑と書いてさえと読みます! 趣味は、アニメを見ること、小説を書くこと、お菓子を作ること、 声優さんの歌を聴くこととか…。 アニメが大好きです! 約ネバにハマってます! ヒプマイらぶです。 声優は、しもんぬ、ゆうたん、斎藤壮馬さん島崎さんとか全員大好きです!!