プリ小説

第17話

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次に来たのは、『平等院鳳凰堂』。

10円玉に描かれているあの建物だ。



『はい、皆さんここで止まってください。ここが平等院鳳凰堂です。ここは世界遺産に登録されていて──』





「これが平等院鳳凰堂なのね……教科書で見たくらいで本物を見るのは初めてだわ」


「大きいね……すごい」

隣でなっちゃんとちーちゃんが感嘆の声を漏らす。



「これってお金に描いてあったやつだよな?なんだっけ……100円玉だっけか?」


「ん〜、おしいね。10円玉だね」


「……全然おしくない……優都は春希に甘すぎ」


「なに?大志も僕に甘えたいのかな?」


「…………もういい」


「あはは、大志、拗ねちゃった」



優都にからかわれた大志は不機嫌そうな顔をして向こうに行ってしまった。


「優都もあんまりからかっちゃ可哀想だよ」


「つい、ね?特にからかいがいがあるのは、春希と大志と……実生、かな?」


「……黒い…優都が黒い……それになんで私まで」


「反応がいいからだよ。でも実生に言われちゃったし…これからは気をつけようかな?」



これは……絶対に嘘だ。


そう私の頭が直感で感じていた。




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咲笑
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咲笑
咲笑と書いてさえと読みます! 趣味は、アニメを見ること、小説を書くこと、お菓子を作ること、 声優さんの歌を聴くこととか…。 アニメが大好きです! 約ネバにハマってます! ヒプマイらぶです。 声優は、しもんぬ、ゆうたん、斎藤壮馬さん島崎さんとか全員大好きです!!