プリ小説

第13話

12



春希side


俺には好きなやつがいる。

名前は、渡辺実生。


高1の時、クラスで初めてみつを見た時から好きだった。


柄にもなく一目惚れだった。

今まで味わったことのない感情が自分を支配して、みつのことばかり考えるようになった。


自分から沢山話しかけて、なんとか、男友達の中で1番近い存在までにはなれたと思う。


グループの中で俺の気持ちに気づいてないのはみつだけ。


だから、この修学旅行で何とかしてやろう、そう思ってた。







…………でも今日、


みつに好きなやつがいることが分かった。


それがこの学校のやつなのか、東京にいた頃に会ったやつなのか、それは分からない。


ただ、俺の中に嫉妬という黒い感情が渦巻いてくるのははっきりと分かった。




「……るき、はる、、春希!!」


優都の声でハッと我に返った。



「な、なんだよ優都……」


「なんだじゃないよ、春希がどっか寄って帰ろうって言ったんだべ?」



みつのまさかの好きな人います発言のあと、どうしたって1人で居る気にはなれなくて2人にどこか寄って帰ろうと俺が提案したのだ。





「やっぱり、実生のことを考えてたの?」


頼んだアイスコーヒーを飲みながら優都が声を落とす。



「まぁな…、正直驚いてる。今までみつがそういう素振り見せたことなかったからな。学校のやつかな、好きなやつって……」




先輩なのか、同じなのか…。


それとも後輩なのか。



「…………この学校じゃないと思う」


静かにオレンジジュースを飲んでいた大志が口を開いた。

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咲笑
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咲笑
咲笑と書いてさえと読みます! 趣味は、アニメを見ること、小説を書くこと、お菓子を作ること、 声優さんの歌を聴くこととか…。 アニメが大好きです! 約ネバにハマってます! ヒプマイらぶです。 声優は、しもんぬ、ゆうたん、斎藤壮馬さん島崎さんとか全員大好きです!!