第4話

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2018/09/25 12:46


「今日のクラスルームは来月の16から19にかけてある修学旅行の班決めをするべと思う、班は男女3人ずつの6人な。そのあとは係の割り振り、部屋決めとかな。お前らももう高2だから何も言わなくてもスムーズに決められるべ、はい、始め。」


担任の言葉を合図に、クラスメイトが徐々に動き出す。

それを見て、私も席を立った。


「なっちゃん、ちーちゃん同じ班になろ?」

既に集まっていた2人に声をかける。


「当たり前だべ?」

「もちろんだよ、実生ちゃん!」


2人の言葉に思わず頬が緩んだ。



「あとは…男の子だよね?」

「男子はもう決まってるわよ……ほら」



なっちゃんの視線を追って振り向くと、


「お〜い!同じ班になるべ?」

「女子って集まるの早いよね」

「………」


いつも男子メンバーがこっちに向かって歩いてきた。


「やっぱりこのメンバーになるよね」

と、呟くと


「なんだよ〜、みつ!俺と一緒じゃねぇとお前が寂しがるべ?」

と、はる、こと安藤春希 アンドウ ハルキ がそう言って私の頭をグリグリとしてきた。


「はる、痛いよ!」

「撫でてやってんだろ〜?」


いや、これは撫でるって言わない。

雑!!扱いが雑すぎる!!


「こら春希、その辺にしといたら?乱暴してたら実生に嫌われちゃうよ?」


春希の手を止めてくれたのは、

このいつめんグループの中のお母さん的存在の

佐藤 優都 サトウ ユウト

私の学校出の第2の母でもある。

ちなみに1番はなっちゃん。



「ありがとう、優都…そうだよ!嫌いになってやるから!!」

「は、はぁ!?べ、別に!?みつに嫌われたって俺はなんともねぇけど」



「…………動揺し過ぎ」


「た、大志までなんだよ!!動揺なんてしてねぇよ!!」



村重 大志 ムラシゲ タイシ

普段は口数が少ないけど、いざって時にメンバーを引っ張ってくれる系男子。

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