第13話

ファンタジーの日常 -10.5 【遺跡】
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2021/04/14 07:00
-(_・ω・)_タアン! 視点-
天狗@(_・ω・)_タアン!
天狗@(_・ω・)_タアン!
ん〜…
天狗@(_・ω・)_タアン!
天狗@(_・ω・)_タアン!
おっ?これは高く売れるやつじゃね?
そう言いながら、破損した遺跡の鉱物を眺める。
遺跡はあんなにボロボロになってるのに、ここの鉱物や宝は売れるほど綺麗に残ってる。
不思議なほど。

まあ、遺跡って神秘的なものだし?
そーゆー神秘的な力で、宝を守ってたのかもね。
天狗@(_・ω・)_タアン!
天狗@(_・ω・)_タアン!
とりあえず、これは頂こう
眺めていた鉱物を手に取る。
するとキラキラと鉱物は光の粒子になって、手元から消えた。
ステータス画面から持ち物をチェックすれば、案の定そこには先程手にした鉱物が入っている。

やっぱ、なかなか便利だよね、この機能。
天狗@(_・ω・)_タアン!
天狗@(_・ω・)_タアン!
よぉし、さっさとこっから出るか〜
長居無用。
もうここには気になるものは無いし、さっさと出て街でも探そう。
カミサマ?って人が言うには、能力を活かして金策してった方がいいって言ってたし…

あぁそうそう!
俺って、そのカミサマから色々聞いて、んでこの世界に来たんだよね。
というより、目覚めた?

細かいことは置いといて、目覚めてから数日経った今、我ながら異世界での旅をエンジョイ出来てるのではないか?
最初はなんもわっかんなかったけど、ちょっと慣れてきた気がする。
魔物と会ってるわけでもないしね。
天狗@(_・ω・)_タアン!
天狗@(_・ω・)_タアン!
でも刺激足りねぇよな〜
俺の職業はあんま戦闘しなくても、そこそこ育つらしいし、無理に戦闘しなくていいらしい。
特殊な職つーのは新鮮味抜群で楽しいが、戦闘も一度はしてみてぇよ〜。

っていうボヤキを心で言うものの、実際は夢の異世界で内心ワックワクしてる。

他にも転移した人もいるらしいんだけど…
まっ、とりあえずは気ままな旅をしようかな。
あー次どこ行こっかな〜
そう鼻歌を口ずさみながら、歩きだそうとしたその時、足元にあった石版の文字が目に入った。
天狗@(_・ω・)_タアン!
天狗@(_・ω・)_タアン!
古龍の記録…?
石版には古代文字で、『都護りし古の石龍、かの災害を経て暴虐の龍と成り果てはここに封じた。封印いずれ破れ、再び災害をもたらし…』と、書かれていた。
続きは破損して解読不能だったが、ここには龍がいたのだろうか?

この荒れようだと、もう封印解かれてそうなんだけど。
相当、ここは誰かに手入れされてたみたいだったし、何者かに壊されたのかもしれない。
俺は別に関係ないけどね〜。
天狗@(_・ω・)_タアン!
天狗@(_・ω・)_タアン!
さてと…たっから探し〜♪
俺は遺跡をスキップしながら去る。
ゆくあてもない旅路で、俺は未だのんきに歩いているのであった。
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つづく…

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