【あなたの下の名前の過去】

私は生まれてすぐ暴力を受けた

なんで攻撃されるのかわからないままずっと…傷だらけなのに止まらなかった

5歳になって暴力がなくなったと思ったら人身売買として売られた

そして過重労働させられた

真面目に働かないと叩かれたり蹴られたりされる

重い…あつい…

でも救いなんてない

そんなある日、おじいさんとおばあさんに偶然出会い拾ってくれた

ご飯を食べさせてくれお風呂に入れてくれ満足な生活を送らせてくれた

幸せだった

そんなある日おじいさんとおばあさんの娘さんとその夫が来た

その二人は私をもらってくれた

その日から私は暴力を受けた

毎日叩かれたり蹴られたり、ご飯なんて床に落ちたのしか食べさせてくれなかった

私は学校に通い始めた

学校にいる時間だけが私の幸せな時間だった

友達だっているし、ご飯だって満足に食べられる

ほんとに幸せだった

この生活が続いて12年くらいたった

高校2年生になった私はいつもどおり生活していた

そんなときにある男子に告白された

でも私はその人のことを知らないし好きでもなかったから断った

その日から私は男子とその仲間にいじめられた

学校が唯一の幸せな時間なのに毎日暴力の日々

私の居場所なんてどこにもなかった

それから私はプツンと音がして

それから何も感じることをやめた

感情なんてなく無表情

すべてを諦めた

そんなある日適当にフラフラと歩いていたら崖にたどり着いた

私はそのまま歩いて落ちた

コロコロと転がっていった

目が覚めると周りには木がたくさんあった

何してたんだろうと思った

でも思い出せなかった

何も覚えてなくて

思い出そうと電気が走る痛みがして痛い

そして歩いていたらお城について
キラ達と出会った