第30話

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2023/01/24 03:00
In家
 
恭「なぁ。悪かった。」
 
理「…だましただろ」
 
恭「こうでもしないと行かへんやろ?」
 
理「…ッお前を信じた俺がバカだった」
 
恭「長尾…」
 
俺は背を向けて立っている長尾の前に立つ
 
恭「ッ!?長尾??!」
 
長尾の目にはぎっしりと涙がたまっていた
 
目を瞑ったら確実に零れていきそうなくらい
 
恭「長尾…だまして悪かった」
 
理「俺、たかぁしがお腹痛いっていうから…ッたかぁしが俺をだましてるなんて知らずに、倒れたらどうしようって…どうしたらいいか分かんなくて…でも、お前はそんな俺を楽しんでたんだろ
お前はいつも余裕で…俺はいつも余裕なんかなくて、、、お前なんか、嫌いだ。嫌い。」
 
恭「余裕か…余裕なんてねぇよ。今もそう。“嫌い”って言われて焦ってるで
  どうやったら、長尾が許してくれるか。頭はそれだけでいっぱいいっぱいやで」
 
理「ッ……面白がってるんだろ」
 
恭「違う。俺はいつも本気やで?
  本気で好きやから。」
 
理「嘘つくなよ!!…お前なんか…お前、なんか…ッ………」
 
長尾は目に溜めた涙をこぼさないように俺を睨み、言葉を詰まらせる


 
恭「好きだ。長尾が好きやで。本気で好き。」
 
俺は長尾を力いっぱい抱きしめた。俺の気持ちが届くように
 
理「…ッ………」
 
恭「ごめん。これからは絶対にしない。やから、許してくれるか?」
 
理「…ッ………コクッ」
 
恭「俺のこと嫌いか?」
 
理「嫌い…ッ…じゃない…」
 
恭「ふふ。よかった。
  心配してくれたのもうれしかった」
 
理「ッ///////」
 
恭「それに、長尾から手を握ってくれるなんて思わんかったからさ」

理「ッ?!//////
  う、うるさい//////」

恭「長尾…好きやで?」

俺は長尾の頬に手を添えて気持ちを伝える

理「ッ/////////
  もう、わかったから…それ以上言うなッ」

長尾は照れて目を逸らした

恭「これ以上言ったらどうなんるん?笑」

理「ッ…やっぱり、面白がっt」

チュッ

俺はたまらずキスをした

理「ッ///////おまッ」

チュッチュックチュチュ

吠えようとする理人の口を塞ぐ

理「…ッん…ッふ……はぁはぁ」

恭「可愛すぎて、いじめたなんねん」

理「なんだよそれ…だいたい俺、可愛くないッから、謙杜は可愛いけど…俺は可愛くない」

長尾は少し不安そうな顔で言う

恭「ふふ。何それ笑
  そんなこと言うところもかわi…んぐ」

長尾は俺の口を両手で塞いだ

理「ッ……//////…ッたかぁし…ほんと、やめろ…これ以上は…だめ…」

恭「ッ……なんで?」

理「どうしていいか…わかんない…これ以上言われても、、ッ、嫌な態度取るから」

恭「ッ……」

こいつは本当に…俺を刺激するのが上手いな

参ってるのはこっちやで…

今日は、しないでおこうと思ったけど…

我慢なんてできる訳ない

理「?!たかぁし?!」

俺は理人の手を引いて寝室まで連れて行った

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