第3話

2days
327
2020/03/26 12:38
ナワーブ
ナワーブ
「解読中止、助けにいく!」


自分が救助に行くことを伝えるためにチャット

をする。肘当てを使い、4割に間に合うように

ロケットチェアへと近づく。ハンターに見つか

らないよう慎重に。



ナワーブ
ナワーブ
ドックン、ドックン
だんだん心音が早くなる。やはりリッパーはキ

ャンプをしているようであった。存在感が溜ま

ったリッパーは透明だからどこにいるかわかり

づらい。ステインを見てリッパーの位置をだい

たい特定し、救助しようと近づく。



リッパー
リッパー
逃がしませんよ!あなたも狩ってあげましょう。
ナワーブ
ナワーブ
やれるもんなら、やってみな!
リッパー
リッパー
「ヘァッ!」
シュッっと音がして、霧の刃が飛んでくる。俺

はそれをくるりとかわす。どうやらリッパー

は、勢い余ってロケットチェアにケバブしてし

まったようだった。しめた!今のうちだと思い

トレイシーの救助をする。
ナワーブ
ナワーブ
「早く逃げて!」
と再びチャットを打つ。危機一髪中だからとい

って、油断してはいけない。リッパーはまだ追

ってきている。そして技師を攻撃しようと振り

かぶった。が、傭兵に肉壁をされてしまった。

トレイシーは「ありがとう」とチャットを打つ

と、その間にどんどんハンターとの距離を離し

ていく。




リッパー
リッパー
絶対捕まえます。待ってください。
ナワーブ
ナワーブ
誰が待つかよ!ぜってー、捕まんね!
俺がそう言い放つと、リッパーはトンネルする

のをやめてこっちを追いかけてくる。

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