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第6話

5days
297
2020/06/06 13:00
そんなことが今週は2・3度続いた。最初はなんで

だろうと不思議に思っていたが、だんだんリッ

パーと話すことが楽しみになっていった。いつ

からか俺はリッパーのことを「ジャック」と呼

ぶようになった。ジャックとの話の内容は様々

だった。俺のこと、ジャックのこと、世間話…。

そして試合のない日もジャックの部屋に行って

お茶会をするようになった。



今日もいつものようにジャックの部屋に向かっ

ていると、途中で占い師のイライ・クラークに

であった。イライは突然「ナワーブはリッパー

のことが好きなの?」と何故か質問してきたの

である。
ナワーブ
ナワーブ
へ???
俺は思わず変な声を出してしまった。俺がジャ

ックのことを好き?そうなのか?確かにあいつ

の隣はすごく居心地がいい。でもそんな気持ち

を受け入れることができなかった。
ナワーブ
ナワーブ
そ、そんなことないだろ!?あいつはただの話し相手だ。別にす、すきなんかじゃない。
明らかに動揺している口ぶりであったのが自分

でもわかった。
イライ
イライ
別に隠さなくっていいじゃないか。少なくともリッパーは君のことが好きなんじゃないかな。だって、ナワーブがいるときだけ優鬼だし…
ナワーブ
ナワーブ
え?
ジャックのやつ他のサバイバーには普通に試合

してたのか?俺だけに優鬼をしていたのか?ナ

ワーブは自分の顔が少し赤っくなっているのに

気づいてそっぽを向いた。

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