第5話

4days
308
2020/06/06 12:50
ナワーブ
ナワーブ
お前、他のサバイバー追わなくていいのかよ。逃げちまうぞ。
リッパー
リッパー
どうせいまから瞬間移動しても間に合いませんよ。だから、せめてあなただけでもお持ち帰りさせてもらいます。
ナワーブ
ナワーブ
はぁ!!何言ってやがる!?
リッパーの言葉に俺は少し動揺する。
リッパー
リッパー
いいじゃないですか。本気ですよ?
その言葉を聞き、少し俺の顔は真っ赤に染ま

る。

心臓がドキドキうるさい。これがハンターが追

ってくる心音なのか、それとも俺自身の心臓の

音なのかはわからない。


少し油断してしまい、すぐにノーワン状態のリ

ッパーにダウンされてしまう。「早く逃げて」

と仲間にチャットを打つと他のサバイバーはゲ

ートから脱出した。これで引き分けはとること

ができた。
リッパー
リッパー
どうしたんです?そんな急に動きが動揺して。お持ち帰りされたいんですか?
ナワーブ
ナワーブ
はっ!そ、そんなわけぜってーねーだろ!?
リッパーはニヤニヤしてこっちを見てくる。不

覚にもその姿を見て、かっこいいと感じてしま

った。
ナワーブ
ナワーブ
そんなことより、早く吊れよ。
少しごまかしつつ、そうきりだす。

リッパー
リッパー
そうですね。こんな機会もめったにないですから少し話でもしませんか?そうしたら、あなたをハッチからだしてあげます。どうです?
それから、俺たちは少し世間話をして、リッパーに案内され俺はハッチから脱出した。

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